Ver4.3で過負荷パーティ専用のサポーター「シュヴルーズ」が実装されました
これまで過負荷はダメージ源としては大したことなく、かといってバフの起点にもならないためあまり使われてきませんでした
ですが、シュヴルーズの実装により過負荷をバフの起点とすることが出来るようになりました
そのおかげで強化されたクレーの過負荷パーティについて考察していきます
これまでの過負荷パーティ
ダメージ源としても、バフの起点としても使えない
これまで過負荷はあまり良い評価はされてきませんでした
ダメージ源としては大したことなく、バフの起点にすることも出来なかったためです
同じように反応でダメージを出す開花はダメージの倍率こそ過負荷と同じですが、発生頻度が多いため合計ダメージでは大きく優れます
また、過負荷は拡散(翠緑)のようにバフの起点とすることも出来ませんでした
そのため、過負荷パーティはあまり使われてきませんでした
一応、雷電ハイパーキャリーのように「たまたま過負荷の起きるパーティ」というのはいくつかありましたが…
唯一よく使われていたのは雷電ナショナルのように、感電中に炎攻撃をして蒸発と過負荷の両方を起こす過蒸発パーティでした
クレーと過負荷パーティ
今回はクレーとシュヴルーズの過負荷パーティについての考察なので、これまでの過負荷クレーについても述べます
これまで、クレーの過負荷パーティと言えばベネットで攻撃力バフをしてサブアタッカーと一緒に殴るというシンプルなものでした
雷電ハイパーキャリーと同じ「たまたま過負荷の起きるパーティ」の1つという立ち位置
例えば、以下のようなパーティは鉄板でした
クレー・ベネット・フィッシュル・北斗
このパーティはフィッシュルと北斗がスナップショットを持っているので、ベネットのバフを最大限に活かせます
クレーの過負荷パーティでの立ち位置は倍率の高いメインアタッカーです
過負荷パーティのように反応で火力を伸ばせない場合、倍率の高いアタッカーの方が適性があります
そのため、クレーは過負荷パーティへの適性がありました
とはいえ、過負荷パーティ自体がそれほど強くはなかったため、今までは微妙な評価に留まっていました
シュヴルーズというキャラ
過負荷が下火な環境でついに実装された過負荷パーティのサポーター、それがシュヴルーズです
固有天賦「尖兵協同戦術」では元素タイプを炎と雷に統一することで、過負荷ダメージを受けた敵の炎と雷の耐性を40%下げます(6秒間)
また、固有天賦「縦陣戦力統括」では「マグナムブレッド」を消費した後、HPを基準として炎と雷キャラの攻撃力を上げます(30秒間)
元素スキルにはHP回復の効果もあるため、バフしながら回復まですることが出来ます
さらに、完凸することで元素スキルによるHP回復を受けると、炎元素ダメージと雷元素ダメージを20%(最大3層:60%)アップ出来ます(8秒間、層ごとに独立)
いわゆる特化サポーターの一人で、個人で耐性デバフと攻撃力バフ、ダメージバフにHP回復までこなせます
過負荷はダメージ源としては弱いため、ダメージを出すのは天賦の方です
シュヴルーズは天賦のダメージを強化するため、過負荷パーティに非常に合った性能をしています
元素タイプ縛りはあるものの、それはデメリットにはなりません
例えば、凍結パーティは氷2水1風1、激化パーティは水や炎を入れないというふうに活かすための組み合わせが決まっています
他のパーティにも明文化されていないだけで元素タイプの縛りはあるので、シュヴルーズが特別縛られているとは言えないわけです
クレーとシュヴルーズの過負荷パーティ
15秒ローテーションで扱える火薬庫
キャラ | 役割 | 元チャ |
---|---|---|
クレー | メインアタッカー | 160%※ |
シュヴルーズ | 火力サポーター、ヒーラー | 200%※ |
ベネット | 攻撃力バッファー、ヒーラー | 185% |
フィッシュル | 雷付着、サブアタッカー | 100% |
シュヴルーズは無凸で計算しています
シュヴルーズは1ローテで1回、西風を発動させていると想定しています
※必須ではない
クレーとシュヴルーズの過負荷パーティの一例
クールタイムが15秒で一致するため、扱いやすいパーティです
単体火力が非常に高く、シュヴルーズ完凸でのDPSは万葉入りのモノパイロと比較して、概算で1.31倍にもなります
ベネットとフィッシュルは好きなキャラに変えることも出来ます(雷キャラは1人必要)
モノパイロとの比較
クレーと言えばモノパイロ編成ですので、モノパイロとの比較を通して火薬庫のメリットを見ていきます
火薬庫
- モノパイロ以上の単体火力
- 過負荷で敵が散らばる
- スタンロックしやすい
- 控えからでも耐性デバフをかけられるため、維持しやすく、敵の入れ替わりにも対応出来る
- 耐性デバフを元素生物にもかけやすい
- 炎無効にも対処出来る場合がある
- 元素反応はバフの起点であり、最終的には天賦のダメージで戦う
- 元素反応の順序を気にしなくて良い
モノパイロ
- 集敵が出来るため、集団戦に強い
- 十分な単体火力
- 耐性デバフはかけやすいけど、シュヴルーズには劣る
- 元素反応はバフの起点であり、最終的には天賦のダメージで戦う
- 元素反応の順序を気にしなくて良い
火薬庫の強みは、高い単体火力とバフ・デバフの維持です
弱点は、集団戦が苦手なこと(出来ないわけではない)
過負荷で敵が散らばることは弱点にもなりますが、スタンロックさせやすくなります
モノパイロの強みは集団戦です
火薬庫とモノパイロ、どっちを使えば良いの?
集団戦も快適にしたいならモノパイロ、それ以外なら火薬庫です
何気に集団戦以外はモノパイロに勝っている印象
星4のみで組めるパーティもあるため、初心者でも比較的組みやすいと思います
普段遣いのことを考えると、集敵が便利を選ぶか、炎無効にも対処できることを選ぶかで判断は分かれそうです
モノパイロより火薬庫の方が火力が出せる理由
先程の説明でローテーション時間が短いことを理由として挙げました
1ローテの時間が20秒から15秒に減っているので、もし与えたダメージが同じならDPSは伸びます
先程は省きましたが、なぜ「与えたダメージが同じ」という過程が使えるのか考えます
まず、モノパイロでの香菱は突破ステータスの元素熟知が活かせないことが挙げられます
また、フィッシュルとは違いある程度の元素チャージ効率が必要なので、絶縁があるとはいえ多少の火力は犠牲にしなければいけません
加えて、クレーは出場時間がほぼ変わらず、シュヴルーズ完凸ならほぼほぼバフ・デバフも変わらないため、与えたダメージはほぼ等しくなります
その結果として、1ローテでパーティが与えたダメージは変わらないのに、ローテ時間だけ短縮されてDPSが伸びることになったわけです
おわりに
今回はシュヴルーズの追加で強くなった、クレーの過負荷パーティについて解説しました
計算結果でアホみたいな数字が出て、はじめは計算ミスかと思いましたがそうではなさそうです
あまり話題になっていません(海外を見てもほぼ話題に上がっていません)が、意外な伏兵でした
最近、私はよく火薬庫を使って遊んでいるので、良ければみなさんも使ってみてね
それでは~
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