最近、引くべき星5キャラという話題をTwitterやYouTubeショートに上げたのですが、文字数や動画時間の制限からどうしても詳しい解説は出来ませんでした。
そこで、この記事では限定星5キャラは無凸で確保し続けている私が、特に無課金、微課金目線で珊瑚宮心海を引くべき理由を解説していきます。
はじめに
引くべき星5キャラという議題は賛否両論起きやすいです。人によって基準が違うので「そのキャラはいらないだろ」とか「何でこのキャラ入れないの?」と言われます。
そのため、まずは前提条件のすり合わせをしていきましょう。
私が一番に重視する項目は、そのキャラでないといけないかどうかです。
このキャラでないとダメ!
別のキャラでも良いなら、そのキャラを引く理由が低くなりますよね?
それに廃課金ならまだしもほとんどの原神プレイヤーは無課金、または微課金だと思われるので、そういう人は引くべきキャラは最低限に抑えたいと思うものです。
そのため、この記事で紹介するキャラは唯一無二性を重視して選んでいます。
編成に必要な星5キャラが少なくなることや、螺旋において片方で星4のみの編成が使えるかどうかも重視します。
また、私自身が微課金で、限定星5キャラは全て無凸確保にとどめているので、無凸を基準にしています。海外のキャラ評価の基準でも星5キャラは無凸前提なので、個人的には良い前提だと思っています。
それでは、ここまでの前提をおさえた上で解説を見ていってください。
注意事項
解説で使われている用語は以下のページで簡単に解説しました。記事内で分からない単語があればほぼ全て下記のページで解説しています。


珊瑚宮心海

実装当時は酷評の嵐でしたが、その後サポーターとして確固たる地位を獲得しましたが「引くべき」とまで評価する人は少ない印象があります。そのため、意外に思う方もいるでしょう。
先に結論を挙げると心海の強みは、一つ目が水付着と回復の両方が出来ること、二つ目がヒーラーとしてトップクラスの性能をしていること、三つ目が不死身かと思うほどの耐久力を持っていることです。また、これらの強みからめちゃくちゃ扱いやすいというのもあります。
以下では心海自身の分析と他のキャラとの比較して分かることから、これらの強みについて考えていきたいと思います。
編成、水付着と回復の両立
心海は主に凍結編成と感電編成で使えます。この2つは人気のあるナショナル系やクイックスワップ溶解などと被らないため、螺旋で併用しやすいという特徴があります。
凍結編成であればガイアとロサリア、感電編成であればフィッシュルと北斗、そしてスクロースを使えるため無課金や微課金には嬉しいです。
また、元素スキルの水付着が優秀であるため、すここもんのような面白い編成が出来ることも特徴です。
単に凍結編成を使うだけなら他のキャラでも良いのですが、水付着と回復を両立することで編成枠を圧縮出来るため、編成自由度が高くなります。
しかも、これが出来るキャラは心海しかいません。例えば、よく比較されるモナでは回復が出来ず、バーバラでは水付着性能が低いです。
トップクラスのヒーラーである
心海のヒーラーとしての実力は原神No.1と言っても過言ではないでしょう(水シャーマンは除外)。ライバルとしては七七が挙げられます。
トップクラスの性能を持つキャラと言えば、シールドの鍾離、元素エネルギーの雷電将軍がいます。火力だとたくさんいますが、神里綾華や荒瀧一斗、香菱など。
これらのキャラと同じく心海は回復という分野でトップの性能を誇っているわけですから、それ自体が引く理由にもなります。
また、ヒーラーとして汎用性が高いため、鍾離と同じく色んな編成に入れやすいです。
加えて、トップクラスのアタッカーは多いですが、ヒーラーは少ないことも引く理由に挙げられます。
不死身と思うほどの耐久力の高さ
高HPであり回復まで行えるため、とにかく倒れにくいです。不死身かと思うほどですよ。
しかも、回復性能を伸ばすと同時に火力も伸ばせるため、心海を前に出しても火力が下がりにくいです。もしこれがバーバラだと当然ながら火力は下がってしまいます。
また、多少PSが低くてもそう簡単に倒れることはないので扱いやすいです。
キャラとの比較
モナ

モナは、珊瑚宮心海と同じく水元素の法器キャラクターであり、範囲水付着が出来るため心海とはよく比較されます。なんなら、心海にはないダメージバフがあるため、実装当時は心海の方が劣っているとさえ言われていました。
しかし、ちゃんと比較してみると心海の方が優秀な部分が多くあります。心海がモナより優れている点は、水付着性能と回復、入手難易度、倒れにくさ、扱いやすさです。
心海の元素スキルはモナのものより継続時間が長く、加えて元素付与クールタイムもないため、単純な水付着としての性能も高いです。
また、心海にはモナにはない回復があります。水付着と回復を両立出来るため、編成自由度が高くなります。例えば凍結編成では心海を使う場合、氷キャラにガイアとロサリアを使えるので無課金や微課金には嬉しいです。
金珀モナは?と思う人もいるかもしれませんが、これは侵食実装時の螺旋で使い物にならなかったことから、使えないと考えています。金珀モナはアタッカーバーバラみたいなものなので声高におすすめするようなものでもないでしょう。
そもそも、恒常星5キャラは限定キャラより手に入れるのが困難かもしれないことから、モナを考慮に入れるべきではないと言うことも出来るでしょう。
高HPかつ高回復により、倒れにくいというのも心海の特徴ですね。
水付着と回復の両立や倒れにくさから、扱いやすいキャラでもあります。
バーバラ

バーバラは心海と同じく水元素の法器キャラクターであり、回復も出来るため実装当時もよく比較されます。
心海がバーバラより優れている点は、水付着性能と回復、火力です。
バーバラは水付着性能が低く、控えから水付着する場合は元素スキルによる歌声の輪を使うくらいしかありませんが、範囲が狭く安定しません。
回復性能については回復量と扱いやすさの両方で心海が優れています。回復の扱いやすさで特に評価しているのは、マルチでの元素スキルの優秀さです。現状、マルチで敵に依存せず他のメンバーも回復出来るキャラは心海しかいません。
火力については別に心海がめちゃくちゃ高いとは言いませんが、低くはないためヒーラー特化だと火力の出せないバーバラよりは優れています。これもあるため、タンクヒーラーとして使ったときに火力が落ちにくいというのも心海の優れているところでしょう。
氷アタッカー(神里綾華、甘雨)

凍結編成を使うなら強力な凍結アタッカーの神里綾華や甘雨に投資する方が良いと思う人もいるでしょう。ディオナやバーバラを使えば防御面の心配もいりません。実際、それはありな考えなのですが、優先順位は珊瑚宮心海の方が高いです。
一つ目の理由は、星4の水付着に問題があることです。行秋は単体しか狙えず、バーバラは水付着性能が低いです。ナショナル系を使う場合も行秋は使えなくなります。
二つ目の理由は、心海は綾華や甘雨とは違い感電編成でも使えることです。敵によっては凍結編成が通用しないこともあるため、感電編成でも使えるのは嬉しいです。
三つ目の理由は、心海がトップクラスのヒーラーであることです。ディオナを使えば凍結編成でヒーラー問題は解決しますが、それとは別に心海にはトップクラスのヒーラーであることも事実です。
水アタッカー(夜蘭、神里綾人、タルタリヤ)

氷アタッカーではなく、水アタッカーの夜蘭や神里綾人、タルタリヤに投資をするというのはどうでしょう。この人たちであれば凍結編成でも感電編成でも使えます。凍結ではディオナ、感電では久岐忍やドリーを使えば防御面も心配ありません。こちらもありな考えですが、それでも心海の優先順位が高いと考えます。
一つ目の理由は、拡散のしやすさです。水アタッカーでも火力を出したい場合、氷と水の両方で拡散をしないといけないため、二度手間になってしまいます。
一応、凍結オーラの下に水付着させておけば氷と水の両方を拡散出来ますが、少し面倒ですし、失敗するリスクも多少あります。そもそもゲーム内では凍結オーラの下に水元素があるかどうかなんてパッと見では判別出来ないです。
二つ目の理由は、氷アタッカーのときと同じく、心海がトップクラスのヒーラーであることです。
また、夜蘭のみですが、二つ目の理由として元素爆発が単体への水付着しか出来ないというのもあります。元素スキルでは範囲水付着が出来ますが、定期的な水付着という点ではやはり足りません。
ディオナ、久岐忍

ディオナは凍結編成と物理編成で、久岐忍は感電編成とモノエレクトロ編成、激化編成で使えます。心海と使える編成が被っていますし、それ以外の編成でも使えるため、別段心海でなくても良いように思います。
凍結や物理が通用しないなら感電や激化などを使えばいいですし、その逆も然りなので対応力もあります。
心海の勝っている点は、回復量と回復の使いやすさ、あとは凍結と感電という重要どころをどちらも押さえているところ、タンクヒーラーとしての強みです。火力については忍には負ける可能性があります。
申鶴

比較対象ではありませんが、申鶴を見ると心海の便利さが見えてきます。申鶴を入れた凍結編成ではヒーラー枠として心海を採用する以外の方法がないのです。
理由は、バーバラや金珀モナは上に書いた通り使えず、ディオナを使うと申鶴がバフするアタッカーがいなくなってしまうからです。
鍾離

鍾離と心海はどちらも防御系のサポーターであり、それぞれシールドと回復でトップの性能のキャラです。回復かシールドかはよく議論されますし、どっちが優秀かまでは結論を出せませんが、以下のように考えることが出来ます。
回復の優位性は侵食対策が出来ることです。原神にはシールド貫通でHPを減らしてくるギミックがあり、鍾離はそれらに対応出来ませんが心海なら出来ます。侵食自体が環境にめちゃくちゃ多いわけではありませんが汎用性は高いです。
シールドの優位性は中断耐性が上がることで、火力の安定化に貢献します。特に甘雨の狙い撃ちが挙げられます。また、胡桃のように回復をしたくない場合の防御サポートとしても使われます。この2人でなくても恩恵のあるキャラは多いです。
火力サポート面では、鍾離には耐性デバフと中断耐性アップがあり、心海には水付着による間接的な火力サポートがあります。汎用性という意味では鍾離、水付着を活かせるなら心海です。
次は編成を見ていきましょう。心海と鍾離はどちらも、どんな編成にでも入れやすい汎用性の高さを持っています。では適性のある編成を見てみましょう。
鍾離は蒸発編成や岩パ、物理編成などです。岩元素反応が活かしづらいので反応に関係なく使えるものが多いです。気になることとして、蒸発編成では行秋を使うため、螺旋のもう片方に行秋を使えないことが挙げられます。
心海は凍結編成と感電編成などです。凍結では水付着を活かし、感電ではタンク性能を活かしています。どちらの編成も集敵キャラとしてスクロースを使うことが多いですが、風主人公や鹿野院平蔵がいるので編成が大きく縛られることはありません。
編成に関しては優劣を付けるのは難しいです。編成自由度的には若干心海が優れていると思わなくはないですが、大きな違いかと言われればそうでもないとも思います。
正直、どちらもトップクラスのキャラですし、役割も似ているようで少し違うので比較は難しいですが、ここまでの評価や自分の使用率から心海を推薦しています。自分が使っていないキャラをおすすめとか言っても説得力ないですし。
ちなみに、鉱石掘りを含めるなら悩んでないでどっちも引いてください、と言います。
七七

ヒーラーとしては一番の強敵。攻撃をしたキャラ自身が回復するため、ある意味タンクヒーラーとしての心海の存在すら脅かしている。
ただし、七七は心海ほど使える編成が多くありません。使えたとしてもディオナとの差別化が問題となります。
あと、狙った恒常星5は手に入りづらいです。
結論
珊瑚宮心海の強みは水付着と回復、トップクラスのヒーラー、耐久力の高さでした。他のキャラと比較することで際立つ強みもありましたね。
キャラとの比較を通して、他のキャラより優秀な要素や引き分けている要素はあれど、劣っている要素はせいぜい本人の火力だけということも分かりました。
以上の評価から、珊瑚宮心海は優先度の高いキャラと考えます。
おわりに
ぶっちゃけた話をすると、原神は星4だけでも螺旋まで行けるのでこのキャラが必須、とかはないです。そのため、次に考えるべきはどのキャラが一番必要か、です。必須ではないが、必要かどうか。今回はそれについて解説しました。
珊瑚宮心海については別途解説しています。
また、星4のみで出来る編成も紹介しています。
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